12/2 心に響く「能楽」出前講座 ~生き方を映す日本の古典芸能~5・6年生
本日、5・6年生を対象にした特別授業「能楽出前講座」が行われました。
講師には、観阿弥・世阿弥の子孫であり、二十六世観世宗家・観世清和様をはじめ、能楽師の方々が来校。能楽の奥深い世界だけでなく、そこに込められた“生き方”についても熱く語ってくださいました。能楽は、約600年以上の歴史を持つ日本の伝統芸能。その舞や謡には、人の心や自然への敬意、そして人生のあり方が映し出されています。講師の先生方は、「芸能は生き方を映す鏡」という言葉を胸に、子どもたちに力強いメッセージを届けてくださいました。
授業の中では、名曲『老松』の一節を紹介。「よわいをさずくる このきみの…」という言葉には、長寿や繁栄を願う心が込められています。子どもたちは、その意味を知り、古典の言葉が現代にも響くことを感じ取って一緒に歌いました。
伝統を学ぶことは、未来を生きる力になる――そんな思いが体育館いっぱいに広がった出前講座でした。